発表から早くも10日が経ちましたね。
合格した方も今回は合格を控えた人も今何をしていらっしゃるでしょうか?
私は発表前と変わらず平日は仕事に行っています。
では、ここで私が今回の試験勉強をどうして来たかを箇条書きにしてみようと思います。
何かの参考になれば幸いです。
●簿記
論文に出そうな新論点をテキストで学習(配当可能限度額の計算等は出ないと思って切りました。)
簿記アクセスを分野別に分けて2回転ぐらいしました(6月ごろ)。
理解の足りないところやアクセスで取り扱ってないところはテキストで勉強しました。
ただし、もちろん帳簿組織や本支店会計等は切りました。
答練は一切、解いていません。
講義は新会社法対応の部分以外は聞いていません。
※簿記は上記で十分だと思います。その分理論的背景に時間を使うべきと思います。
●財務諸表論
AXLの講義を全部聞きました。
分かりにくい箇所は自分なりに図でまとめたり、キーワードでまとめたりしました。
テキストの全部をやるのではなく瑣末と思った(大手予備校では取り扱ってなさそうな)論点は捨てました。
答練は一切、解いていません。
※財表は基本的なことを深く理解し応用できるように勉強すべきです。
本番、理論は考えさせる調度よい問題であったため楽しかったです。
●管理会計論
アクセスのみで十分すぎると思います。
理論もアクセスに載っていたのでそれをしっかり理解できれば十分と思います。
答練、講義一切やっていません。
●租税法
講義は時間がなくて大原の法人税法しか聞けませんでした。
アクセスに出たやつだけ計算はできればいいと考え、3つの税法の計算はアクセスだけやりました(5月頃)。
ただし、出ないと考えた消費の組織再編関係や所得の不動産所得、雑所得等は完全に切りました。
理論については、アクセス、論文まとめの講師が重要といった部分を理解しました。
→本番の理論では、あっているかは別として理論的に回答できたと思います。
答練は一切、解いておりません。
●監査論
テキストを3回ぐらい読みました。
特に、ヤマといわれていたところは何回も読んで理解を深めました。
定義の暗記は時間も無かったせいでほぼゼロです。
講義、答練は一切やっておりません。
※本番、基本的な理解を深めていたおかげでやさしく感じました。
●企業法
(TACのテキストは個人的に理解が深まらないと思ったので)市販の司法試験用テキストLLMと前年度に使っていた短答パワーアップを辞書代わりに、去年まで使っていた論点集を2回転ぐらいしました。
基本的な問題しか出ないと考えていたのでむずかしいと判断した問題は1回読むぐらいでとどめました。
答練、講義は一切やっておりません。
※本番、完全に制度をあげることはできなかったけれども基本的な骨組みは完璧にかけたと思います。
●経営学
テキストを2~3回ぐらい強弱をつけて読みました。
計算問題だけ答練をやりました。
試験委員対策として論文まとめを部分的に読みました。
※経営学は好きな科目なので本番きっちりできたと思います。
ただ、計算問題を一箇所凡ミスしましたが…。
時間が余ったら必ず計算問題を再確認したほうがよいと思います。
●精神論
会計士試験という勉強に時間が多くかかる試験では精神状態を如何に安定さ、本番においていつもどおりの力を発揮することが重要だと思います。
私の場合、勉強も本番も楽しくできるように、心の中でテキストにツッコミを入れたり、出題者にツッコミを入れたり、問題ができたら素直に喜んだり、問題ができなかったら、これが出来れば私ってサイコーじゃん、とか考えてみたりしました。
これらを馬鹿らしいと感じる人もいるかもしれませんが、普段からこのように前向きに楽しく思考していくことは本番で落ち着き、いつもどおりの力を発揮するためにも重要だと思います。
また、私はもともと不安症であったため、いつも楽しく前向きに考えることが出来ていたわけではありません(不安で不安で死んだほうが楽かもと思った時期もありました。)。ですが、たとえパニックになったとしてもそれはみんな通る道なんだ、自分だけではないんだ、と考え、気持ちを落ち着けようと努力しました。
●まとめ
勉強方法云々よりも精神状態を安定させるほうが重要と考えます。
勉強は瑣末な論点を無視し、基本的な骨組みは何か考え、それを明確に理解し、応用できるようにアウトプットできればよいだけと思います。
以上サラッと受験生活4年半を振り返ってみました。
誤字脱字があったらすみません。
P.S.ほかに何か質問等があればお答えしようと思います。ではでは